【4523 エーザイ】日経高配当株50指数に新規採用!高配当株として買い?

日経高配当50ETF

日6月12日、日本経済新聞社から「日経平均高配当株 50 指数の銘柄定期入れ替えについて」が公表されました。その内容は以下の通りです。

  • 採用銘柄
    • 1925 大和ハウス工業
    • 3092 ZOZO
    • 3289 東急不動産ホールディングス
    • 3405 クラレ
    • 4523 エーザイ
    • 6902 デンソー
    • 7270 SUBARU
    • 8253 クレディセゾン
    • 8304 あおぞら銀行
    • 8750 第一ライフグループ
    • 8795 T&Dホールディングス
  • 除外銘柄
    • 4061 デンカ
    • 5214 日本電気硝子
    • 5706 三井金属
    • 6113 アマダ
    • 8053 住友商事
    • 8058 三菱商事
    • 8411 みずほフィナンシャルグループ
    • 9147 NIPPON EXPRESSホールディングス

私は「NF・日経高配当50 ETF(1489)」を保有していますし、その採用銘柄のうち何銘柄かは、個別でも保有しています。

そこで、今回の採用銘柄の中で個別に保有してもよいと思える銘柄を検討してみることにしました。

今回の記事では「4523 エーザイ」について書き記していきます。

私の高配当株選定基準

まずは、私の「高配当株購入時の選定基準」を紹介します。

過去10年の決算を参考に以下のように決めています。

  1. 売上高
    • 基本的に右肩上がり又は一定で増減が激しすぎないこと
  2. 一株利益(EPS)
    • 右肩上がり又は一定で増減が激しすぎないこと
  3. 営業利益率
    • 5%以上あること、10%以上であれば◎
  4. 自己資本比率
    • 40%以上であること、40%以下は基本的に購入しない
  5. 営業CF
    • 過去10年で赤字の年がないこと、1年でも赤字があれば購入しない
  6. 一株当たり配当金
    • 増配傾向であること、増減が激しかったり、過去10年で無配の年が1年でもあれば購入しない
  7. 配当性向
    • 30%~50%が理想。80%を超えている銘柄は危険

このルールでガチガチに固めて選定しているわけではなくて、総合的に判断して「購入してもよい銘柄」か「購入しないほうが良い銘柄」かを決定しています。

4523 エーザイを分析

エーザイは、認知症治療薬や抗がん剤の研究開発に強みを持つ日本の大手製薬メーカーです。世界的な認知症薬「レケンビ」を筆頭に、最先端の治療薬を通じて世界中の人々の健康に貢献することを目指しており、患者さんの視点を大切にする「ヒューマン・ヘルスケア」という理念を経営の核に掲げています。

売上高

  • 判定:×
  • 製薬業特有の主力薬の特許切れや新薬立ち上がりのサイクルに左右されます。安定した右肩上がりや一定の推移とは言い難く、数年単位で増減の波がはっきりと発生します。

一株利益

  • 判定:×
  • 巨額の研究開発費の計上時期などの影響で激しく上下します。「右肩上がり又は一定で増減が激しすぎない」という条件からは外れます。

営業利益率

  • 判定:△
  • 利益率が10%を大きく超える好調な時期がある一方で、新薬の販促費や開発費が重なる時期には5%程度まで落ち込む年もあります。安定的に5%以上の営業利益率を出せるか不透明です。

自己資本比率

  • 判定:◎
  • 概ね50%~60%台の強固な水準で推移しています。「40%以上」という基準は十分にクリアしており、財務上の安全性は高いです。

営業キャッシュフロー

  • 判定:×
  • 2023年に一度赤字となっています。新薬開発のための先行投資が理由のようですが、本業の営業活動による現金収支がマイナスに陥った事実があります。

一株当たり配当

  • 判定:△
  • 2020年に増配を行って以降、年間160円等の配当を「維持」する方針を強く打ち出しています。無配や減配はないものの、毎年少しずつ配当が増えるような増配傾向ではありません。

配当性向

  • 判定:×
  • 会社側は1期ごとに激しく変動する利益ベースの配当性向よりも、一定の配当額(160円)の維持を優先しています。そのため、EPSが大きく落ち込む年度には配当性向が80%を大きく超過し、時には100%を超える事態が発生しています。

総合判断

「売上高・EPSの増減」や「配当性向の高さ(80%超え)」に加え、「営業CFの赤字」があります。

  • 売上高・EPSの激しい増減
    • 特許切れや巨額の開発費に業績が振り回されるのが製薬業の宿命です。業績のブレが大きく安定感に欠け、将来的に配当を支払えるのか不安が残ります。
  • 配当性向の高さ(80%超え)
    • 配当性向100%超えは、過去の蓄え(自己資本)を削って配当を維持している状態です。いつ減配となってもおかしくないため、安定したインカムゲインを狙う上では危険なサインになります。
  • 営業CFの赤字
    • 本業で現金を生み出せていないという、最も警戒すべき事実です。

以上のことからエーザイは「購入してはいけない銘柄」という結論になりました。

最後に

今回は「エーザイ」について、私の「高配当株購入時の判断基準」に沿って分析をしてみました。

ちなみに、エーザイの現在の株価は4,200円台で推移しており、2021年や2023年頃の10,000円以上の株価を付けていたときに比べると安値水準に映ります。

株価の下落の影響で配当利回りは3.7%程度です。

一株当たり配当を160円で維持するのであれば、株価4,000円で配当利回り4%となるので「大企業だし購入しても良いかな」なんて邪念がよぎりますが、判断基準に従って購入はしません。

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。

投資については自己責任でお願いします。

紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

どなたかの参考になれば嬉しいです。

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