【8253 クレディセゾン】日経高配当株50指数に新規採用!高配当株として買い?

日経高配当50ETF

今年の6月12日、日本経済新聞社から「日経平均高配当株 50 指数の銘柄定期入れ替えについて」が公表されました。その内容は以下の通りです。

  • 採用銘柄
    • 1925 大和ハウス工業
    • 3092 ZOZO
    • 3289 東急不動産ホールディングス
    • 3405 クラレ
    • 4523 エーザイ
    • 6902 デンソー
    • 7270 SUBARU
    • 8253 クレディセゾン
    • 8304 あおぞら銀行
    • 8750 第一ライフグループ
    • 8795 T&Dホールディングス
  • 除外銘柄
    • 4061 デンカ
    • 5214 日本電気硝子
    • 5706 三井金属
    • 6113 アマダ
    • 8053 住友商事
    • 8058 三菱商事
    • 8411 みずほフィナンシャルグループ
    • 9147 NIPPON EXPRESSホールディングス

私は「NF・日経高配当50 ETF(1489)」を保有していますし、その採用銘柄のうち何銘柄かは、個別でも保有しています。

そこで、今回の採用銘柄の中で個別に保有してもよいと思える銘柄を検討してみることにしました。

今回の記事では「8253 クレディセゾン」について書き記していきます。

私の高配当株選定基準

まずは、私の「高配当株購入時の選定基準」を紹介します。

過去10年の決算を参考に以下のように決めています。

  1. 売上高
    • 基本的に右肩上がり又は一定で増減が激しすぎないこと
  2. 一株利益(EPS)
    • 右肩上がり又は一定で増減が激しすぎないこと
  3. 営業利益率
    • 5%以上あること、10%以上であれば◎
  4. 自己資本比率
    • 40%以上であること、40%以下は基本的に購入しない
  5. 営業CF
    • 過去10年で赤字の年がないこと、1年でも赤字があれば購入しない
  6. 一株当たり配当金
    • 増配傾向であること、増減が激しかったり、過去10年で無配の年が1年でもあれば購入しない
  7. 配当性向
    • 30%~50%が理想。80%を超えている銘柄は危険

このルールでガチガチに固めて選定しているわけではなくて、総合的に判断して「購入してもよい銘柄」か「購入しないほうが良い銘柄」かを決定しています。

クレディセゾンを分析

独立系クレジットカード大手で「セゾン」「UC」ブランドを展開しています。流通・サービス系企業との提携カードに強みがあり、カード決済にとどまらず、個人・法人向け融資やインドを中心とした海外ファイナンス事業に注力し、総合マネーサービス企業へ脱皮中。

売上高(営業収益)

  • 判定:
  • 詳細:営業収益は過去10年において大きな乱高下がなく、ペイメント事業の回復やファイナンス事業、グローバル事業の拡大に伴い、近年は拡大傾向にあります。

一株利益(EPS)

  • 判定:○
  • 詳細: 年度によっては一時的にEPSが落ち込んだ時期(2019〜2020年頃)がありました。しかし、直近数年は事業構造の改革や自社株買い、純利益の拡大によりEPSは過去最高水準に向けて力強く回復・成長しています。

営業利益率

  • 判定:◎
  • 分析:金融・カード事業の特性上、営業収益に対する事業利益(営業利益に相当)の割合は高く、例年15%〜20%前後を確保しています。

自己資本比率

  • 判定:×(金融業の特性あり)
  • 分析: 直近の自己資本比率は15%〜18%程度で推移しています。

※注意点

クレジットカード会社や金融業は、カード利用代金の立替金や融資原資を銀行借入や社債(有利子負債)で手配します。そのため、構造的に総資産が膨らみ、自己資本比率が低く出てしまうのですが業種特有のビジネスモデルによるものです。(大手銀行や他社カード会社も10%〜20%程度が標準的です)

営業キャッシュ・フロー

  • 判定:×(金融業特有の動き)
  • 分析:過去10年の中で、営業CFがマイナス(赤字)になっている年が複数年存在します。

※注意点

カード会社や金融業の営業CFは「営業債権(会員のカード利用増や貸付金の増加)」が増えると現金が出ていく(マイナス要因になる)という会計上の仕組みになっています。事業が好調で取扱高が急速に伸びる局面ほど営業CFが大幅なマイナスになるため、営業CFのマイナス=業績悪化を意味しません。

一株当たり配当金

  • 判定:
  • 分析:過去10年間において無配・減配の年は一度もありません。配当維持または増配を続けており、特に直近数年は業績拡大に合わせて積極的な増配姿勢を見せています。

配当性向

  • 判定:◎
  • 分析:配当性向は概ね10%〜30%台でコントロールされており、会社側も配当性向30%以上を目標値として掲げています。利益に対する還元基準としては非常に理想的な水準です。

総合判断

選定基準のうち2項目で×となりますが、業種の特性(金融業)によるものであり、総合的に判断しました。

プラス評価のポイント

  • 高い収益性
    • 営業利益率10%超を維持しており、目標基準(10%以上)を大きく超えています
  • 積極的な配当還元
    • 過去10年間で無配・減配なしで、配当性向は30%台と理想的であり、近年は連続増配と力強い還元傾向が継続しています
  • 業績の拡大傾向
    • ペイメント・ファイナンス・海外事業の成長により、EPS・純利益ともに高水準で推移しています

選定基準の捉え方

  • 自己資本比率(約15〜18%)
    • 貸付・立替原資の借入により総資産が膨らむ構造上、低くなるのは正常(ノンバンクとして標準的)
  • 営業CFのマイナス年
    • 取扱高や貸出金(資産)が増加した年にキャッシュが出ていく会計上の仕組みによるもの

以上のことからクレディセゾンは「購入してもよい銘柄」という結論になりました。

最後に

今回は「クレディセゾン」について、私の「高配当株購入時の判断基準」に沿って分析をしてみました。

ちなみに、クレディセゾンの現在の株価は4,700円台で推移しており、予想配当利回りは約3.4%です。

購入するのであれば配当利回りが4%の水準(4,000円)まで待ちたいところです。

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。

投資については自己責任でお願いします。

紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

どなたかの参考になれば嬉しいです。

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