【米国債券ETF・TMF】~米国利下げ後に損切りした理由と投資から得た3つの教訓~

米国債券ETF

私は現在、米国の債券ETFを複数保有しています。

今回の記事では、その中のひとつである 「TMF 」について、これまでの投資判断と現在の心境を整理する意味も込めて書いていきたいと思います。

2024年6月からTMFを購入

TMFを購入したのは、2024年6月頃から12月頃にかけてです。そのときの私の考えは非常に簡単で明快なものでした。

「米国が利下げ局面に入れば、債券価格は上昇する。特に長期債は価格変動が大きく、そこにレバレッジがかかるTMFなら大きなリターンが狙える」

そんな甘い期待を持って、段階的に買い増していきました。

出典:楽天証券

2024年9月に利下げ発表

実際、2024年9月には米国で政策金利の利下げが発表されました。

私の考えでは、このタイミングで「長期金利が低下し、債券価格が上昇すると思っていたのですが。。

しかし、結果はまったくの逆でした。

利下げ発表後、米国の長期金利は下がるどころか急上昇し、一時は4.8%付近まで達しました。その後も金利は高止まりし、4%をほとんど下回ることなく推移しています。

「利下げ=債券高」という、ある意味で教科書的な考え方が、現実では簡単に通用しないことを思い知らされました。

出典:Yahoo!ファイナンス 米国長期金利チャート

利下げ後のTMFの値動き

出典:楽天証券 TEF日足チャート

TMFの価格は、当然ながら大きく下落しました。

私の平均取得価格は49.53ドルですが、一時期は30ドル台前半まで下落し含み損が30%位にまでなりました。(現在の株価は幾分戻して40.33ドルで、ドルベースで−18.57%の含み損です)

損切り

2025年7月、当初思い描いていたような上昇のシナリオは、もう無理だと判断し、保有していた「TMF」の半分を損切りしました。

TMFは、米国の20年超国債インデックスの3倍の値動きを目指すレバレッジの効いたETFであり、その分、大きなリターンの可能性もありますが、想定と逆に動いた場合のダメージも非常に大きくなります。

出典:楽天証券

これからの見通しは?

現在の政策金利は3.5~3.75%程度で、数字だけを見れば、今後さらに利下げされる余地はあるようにも思えます。

ただし、それが長期金利の低下につながるかどうかは全く分かりません。2024年の利下げ局面で、私はすでに「想定と正反対の動き」を経験しおり、その記憶がある以上、楽観的に「こうなるだろう」などど考えることはできません。

残りのTMFをどうするのか?

そして今、残っているTMFをどうするのか?

結論としては、覚悟を決めて全て損切りする方向で考えています

今なら、前回損切りしたときよりも株価も多少回復していますし、ドル高も進んでいます。

含み損を確定させるのは決して気持ちの良いものではありませんが、レバレッジの効いた商品を「いつか戻るだろう」という期待だけで持ち続けることの方が、長期的にはリスクが大きいと判断しました。

TMF投資から得た教訓3つ

約1年半にわたって「TMF」を保有していたのですが、「TMF」に投資して得た教訓が3つあります。

教訓1

「利下げだけを見て債券投資を判断してはいけない」

TMFを購入した当時、私は「利下げが始まれば債券価格は上がる」と単純に考えていました。しかし実際には、政策金利が下がっても長期金利は上昇しました。

債券価格は政策金利だけで決まるものではなく、市場の期待や需給など、より多くの要因で動きます。ひとつの指標だけを根拠にした判断は危険だと感じました。

教訓2

「レバレッジETFは長期保有向きではない」

TMFは値動きが大きく、想定が外れたときのダメージも大きくなります。

長期間保有するほど、価格変動によるストレスや不確実性が積み重なり、冷静な判断が難しくなりました。

レバレッジETFは「いつか戻る」ことを期待して持ち続ける商品ではないと実感しました。

教訓3

「理解しきれない投資は、持ち続けるべきではない」

政策金利は下がっても、長期金利がどう動くかは分からない。実際に想定とは逆の動きを経験し、自分なりに説明できない状態で保有し続けることに強い不安を感じました。

「分からないものには投資しない」単純明快な判断です。

最後に

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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