投資をするとき、どんな銘柄を選んでいるでしょうか?
「次に大化けしそうな成長株は?」「SNSで話題のあの銘柄を買えば儲かるかも…」と、夜な夜なチャートやSNSとにらめっこしている方も少なくないかもしれません。
しかし、そうやって「お宝銘柄」を探し続ける日々は、株式投資の醍醐味ともいえる一方で、心身ともに結構なエネルギーを消費するものです。
今回の記事では、インデックス投資の父であり、米バンガード・グループの創業者である「ジョン・C・ボーグル」の偉大な言葉を借りながら、私が実践している「長期・分散・積立」という投資方針の本質について書き記していきます。
もし、あなたが日々の株価の乱高下に一喜一憂しているなら、この記事が「心穏やかに資産を増やす」ヒントになるはずです。
ジョン・ボーグルが遺した名言「干し草を丸ごと買いなさい」
投資の世界において、今なお多くの投資家に影響を与え続けているジョン・ボーグルの言葉に、次のようなものがあります。
「干し草の中の小さな針を探すのではなく、干し草自体をまるごと買いなさい!」「干し草とは、すなわち株式市場全体のことで、低コストのインデックス・ファンドを利用すればそれが可能である」
ここで言う「針」とは、将来的に株価が何倍、何十倍にも跳ね上がるような「当たり銘柄」のことであり、そして「干し草」とは、株式市場全体(市場そのもの)を指しています。
かつての私はそのような銘柄を追い求めていました。バイオ関連銘柄が話題になれば「バイオ」と名の付く銘柄を買ったり、東京オリンピック誘致の際にはオリンピック関連銘柄を買い漁ったり……。
ですが、今考えてみると、それがどんなに無謀であったのか、想像に難くありません。
プロのファンドマネージャーでさえ、市場平均(インデックス)に勝ち続けることは至難の業だと言われている世界です。私のような弱小個人投資家が太刀打ちできるわけありません。
だったら、「その干し草の山を丸ごと買ってしまえば、中にあるすべての針(お宝銘柄)も自動的に手に入るじゃないか」ということです。
これこそが、私のような個人投資家が目指すべき資産運用の最適解だと考えています。
私の3つの投資方針「長期・分散・積立」
この「干し草の中の小さな針を探すのではなく~」というジョン・ボーグルの言葉は、私の投資方針である「長期・分散・積立」と通じるものが多くあります。
「長期」
買った干し草を手放さず、育てる時間
干し草を丸ごと買ったら、次に必要なのは「じっと持ち続けること」すなわち「長期」保有です。
株式市場には、定期的に暴落や大不況がやってきます。株価が急落すると、人間はどうしても不安になり、目先の「針」の動きに惑わされて手放したくなるものです。
しかし、世界経済は幾多の危機を乗り越え、長期的には右肩上がりの成長を続けてきました。市場そのものを買ったのであれば、短期的な乱高下に一喜一憂する必要はありません。
「人類の経済活動の進歩」を信じ、長い時間をかけて複利の効果をじっくりと享受することこそが、資産を最大化する道なのです。
「分散」
干し草を丸ごと買うための絶対条件
ボーグルの言う「干し草を丸ごと買う」とは、まさに究極の「分散」投資そのものです。
もし「1本の針(個別銘柄)」に資金を集中させてしまえば、その企業が倒産したり業績が悪化したりした際、資産は致命的なダメージを受けます。
しかし、低コストのインデックス・ファンドを通じて株式市場全体を丸ごと抱え込んでしまえば、特定の企業の命運に自分の資産を委ねる必要はなくなります。
仮にいくつかの企業が衰退したとしても、新しく台頭してきた別の成長企業(新たな針)が自動的にその穴を埋め、市場全体を牽引してくれるからです。
「積立」
タイミングという「針」すら探さない
「今が買い時だろうか?」「もう少し安くなるのを待つべきか?」 投資において、買い付けのベストなタイミングを図ることもまた、広大な干し草から「1本の針」を探すようなものです。
だからこそ、毎月淡々と機械的に買い続ける「積立」が活きてきます。株価が高いときには少なく、安いときには自然と多くの量を買い付けることで、購入単価は長期的に平準化されます。
買い付けのタイミングという不確実な要素を完全に排除し、感情に左右されずに「干し草」を買い増していくための方法が、この積立投資なのです。
最後に

巷には「この銘柄で資産1億達成しました」とか「次のテンバガーはこれだ!」などの耳障りの良い言葉で満ち溢れています。
欲を出して「特別な1本の針」を探す必要はなく、私たちはただ、低コストなファンドを通じて「干し草」を丸ごと買い、長く持ち続け、毎月淡々と積み立てていけばいいのです。
結果的にそうすることで、自分自身が目標とする大きな資産を築けると私は信じています。
ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり、読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性もありますので、ご自身でも確認することをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


コメント