【日経平均2,000円超の急落!】最高値から8%の下落~暴落時に思いだしておきたいこと~

長期・分散・積立

今日の日経平均株価は、2033.51円安(-3.61%)の54,245.54円で取引を終えています。2月26日の最高値59,332.43円から5,000円以上下落しています。

下落幅としては5,000円以上ですので大きく感じますが、下落率で言うとまだ8%程度です。

代表的な株価指数である 日経平均株価 や TOPIX が大きく下落し、多くの銘柄が全面安の展開となりました。朝から売りが先行し、リバウンドらしいリバウンドもなく、一日を通して重たい値動きとなりました。

出典:SBI証券 日経平均日足チャート

下落の背景にあるもの

相場がこれだけ下げると、必ず理由を探したくなります。海外市場の下落、金利動向、為替の急変、地政学リスク、政策に関する思惑など、さまざまな材料が複雑に絡み合っているはずです。

しかし、長期投資家として強く意識しておきたいのは、「下落の原因を完全に理解することはできない」ということです。

ニュースなどでは後付けのもっともらしい解説がされていますが、後からであれば何とでも言えます。恐怖と不安が連鎖し、売りが売りを呼ぶ形で下げが加速することも多いです。

株価は常に合理的とは限りません。むしろ、短期的には上げる時も、下げる時も人間の感情に強く支配されるものではないでしょうか。

中東情勢の緊迫化と原油高の直撃

と言いつつも、今回の下げはイラン情勢の悪化やホルムズ海峡の封鎖報道によるものでしょう。

ただ、米国のSP500の下落率と日経平均の下落率には大きな差があります。日経平均が8%以上の下落に比べて米国のSP500は2%程度です。理由としては以下のようなことが考えられます。

  • 日本への影響
    • 資源のほとんどを輸入に頼る日本にとって、原油高は企業利益を直接圧迫する「コストプッシュ型インフレ」を招きます。
  • 米国との差
    • 米国は世界有数の産油国でもあるため、エネルギー価格の上昇が必ずしもマイナス一辺倒ではありません。この「エネルギー自給率の差」が、日本株がより強く売られる一因となっているようです。

私の資産も当然ながら下落

私は日本株の個別高配当株、東証のETF、米国債券ETF、投資信託などを保有していますが、今日は日本株の評価額が大きく減少しました。数字だけを見ると、正直なところかなりネガティブな気持ちになってしまいます。

ですが、ここで改めて冷静になって自分に問いかけています。

  • 「長期・分散・積立」という投資方針は変わったのか?
  • 企業の本質的な価値は一日で激変したのか?
  • 将来の配当や利益成長の可能性がゼロになったのか?

答えは当然ながら「ノー」です。

冷静に考えればわかることですが、短期的な価格変動と、長期的な企業価値は必ずしも一致しません。

下落は「リスク」か「機会」か

下落は確かにリスクです。資産が目減りする現実は重く、信用取引やレバレッジをかけている人にとっては致命傷になりかねません。

一方で、現金比率をある程度保ち、長期視点で投資している人にとっては「将来リターンの種まき」の機会でもあります。優良企業が割安な価格で放置される時間帯は、そう長くないのです。

歴史を振り返れば、大きな下落の後には必ず大きな回復局面があります(俗に言う稲妻の輝く瞬間)。もちろん、今回も同じようになるかどうかは誰にも分からないのですが、資本主義経済が続く限り、企業は利益を追求し、経済は成長を目指します。その果実を受け取る仕組みが株式投資です。

感情に振り回されないために

今回の下落は、最高値からまだ8%程度ですので暴落というような状況ではありませんが、今後さらなる下落が無いとは言えません。そんな時、感情が大きく揺れ動きます。

感情に振り回されないために重要な3つのことを紹介します。

1. 慌てて売らない(狼狽売りをしない)

これは一番やってはいけないことです。恐怖心に突き動かされて「投げやり」に売ってしまうことです。

相場の急落局面では、往々にして「行き過ぎた売り」が発生します。本質的な価値が変わっていないのに、価格だけが叩き売られている状態です。

「なぜこの銘柄を買ったのか?」「配当や利益などの本質的な部分が変わってしまうのか?」などを冷静に考えましょう。

2. ニュースに踊らされない(情報の取捨選択)

暴落が起きると、TVやネット等のメディアはこぞって「世界経済の終わり」かのような刺激的な見出しを並べます。

「ホルムズ海峡封鎖で原油200ドル超えか?」「日本株、さらなる2番底へ」……。こうしたニュースは、事実よりも「人々の注目(不安)」を集めるために書かれています。

ニュースを鵜呑みにするのではなく、あくまで「今の状況の説明」として一歩引いて眺める姿勢が重要です。何なら見なくてもよい位です。

3. SNSの悲観論に引きずられない

X(旧Twitter)やYouTubeなどのSNSは、暴落時には 「もうおしまいだ」「全決済した」「破産する」といった極端な言葉がタイトルに並びます。

それは他人の感情であって、あなたは無関係であり、同じ気持ちになる必要はありません。群衆心理に飲み込まれそうになったら、スマホやパソコン画面見ないようにしましょう

「長期・分散・積立」と「リスク許容度」

私の投資方針は「長期・分散・積立」です。この投資方針は、相場が好調な時も、暴落時も変わりません。

毎月淡々と積み立てを継続し、適切なリバランスを行い、時間を味方につける。それが最も再現性の高い投資行動だと考えています。

そして、自分のリスク許容度を改めて確認することも重要です。

もし、今回の8%程度の下落で眠れなくなるほど不安になったなら、自分自身のリスク許容度に対してリスクをとりすぎている可能性があります。

株式や現金の比率などを見直して、リスク(価格の変動)を抑える資産の配分にすることも一つの選択肢ではないでしょうか。

最後に

ちなみに私は自分自身で決めているルールに従って、日経高配当50ETF(1489)に今日から3,059円で買いの注文を入れています。

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント