日経平均先物1600円超の下落…令和のブラックマンデー再来!?暴落時の投資行動を考える

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今週末の米国の相場ですが、為替、原油価格、金利、株価、どれを見てもネガティブな数字が並んでしまっています。

  • ドル円:160円突破
  • 原油価格:100ドル突破
  • 米国長期金利:4.4%越え
  • S&P 500:高値から10%下落

そして日本の方も……な感じになっています。

  • 日本長期金利:2.3%越え
  • 日経平均先物:51,250円(‐1,630円(-3.08%))

こうなってくると、来週、月曜日の日本市場の動きが気になってしまいます。3月23日に付けた「日経平均50,688.76円を下回って一気に4万円台まで突っ込むのでは?」「令和のブラックマンデーの再来」なんて不安になっている方もいるのではないでしょうか。

これだけ悪い材料があると、そのような考えになってしまうのも無理はありません。週明けの日本相場がどうなるかは分かりませんが、もし、株価が大幅に下落してしまった場合の自分自身の考えをまとめておきたいと思います。

なぜ今、このようなことになっているのか?

  1. ドル円:160円突破
  2. 原油価格:100ドル突破
  3. 米国長期金利:4.4%越え
  4. S&P 500:高値から10%下落

について一つずつ考えていきます。

1. ドル円160円突破、止まらない円安

ドル円チャート 出典:SBI証券

中東情勢の先行きの不透明感から、基軸通貨であるドルが買われ「有事のドル買い」が進み、2024年7月以来、約1年8か月ぶりに160円を突破しました。

私たちサラリーマンにとって、これは「輸入物価の上昇」という形での生活費増を意味します。一方で、ドル建て資産(米国株や海外債券)を持っている人にとっては、円建ての評価額を押し上げることにもなります。

2. 原油価格100ドル突破

WTI原油価格チャート 出典:SBI証券

中東情勢を巡る軍事衝突の長期化への懸念など、地政学リスクが供給不安を煽り、WTI原油先物価格が1バレル=100ドルの大台に再び乗りました。

原油高はガソリン代や電気代に直結するだけでなく、企業の輸送コストを押し上げ、さらなるインフレ(物価高)を招きます。これが次の「金利上昇」へつながる悪循環を生んでいます。

3. 米長期金利4.4%越え、債券市場の悲鳴

米国長期金利チャート 出典:SBI証券

インフレがなかなか収まらないことや、米国政府の借金増(国債増発)への懸念、2026年の利下げ期待が大きく後退したことなどから、米10年債利回りが4.4%を超えて上昇しています。

金利が上がると、企業はお金を借りにくくなり、将来の成長への期待がしぼみます。また、安全な国債で4%以上運用できるなら、リスクのある株を売って債券に移ろうという動きが出るため、株価には強い下押し圧力がかかります。

4. S&P 500高値から約-10%で調整相場入り?

S&P500チャート 出典:SBI証券

これまで利下げへの楽観ムードなどから、一時は7,000ポイント位まで上昇していたS&P 500ですが、金利上昇と景気減速懸念が重なったことで、米国を代表する株価指数「S&P 500」が6,368.85ポイントとなり、直近の高値から約10%下落しています。

「10%」という数字は、投資用語で「調整相場」などと呼ばれています。上昇トレンドの中で一度熱を冷ます局面ですが、ここから更に下落していくのか、反転して上昇していくのか全く先は読めません。

こんな時こそ「長期・分散・積立」

このようなネガティブなニュースを見ると「今すぐ全部売って逃げたほうがいいのでは?」という誘惑に駆られます。しかし、そんな時こそ、私の投資方針である「長期・分散・積立」を思い出す時です。

  • 長期とは15年以上の投資期間
  • 分散とは様々な地域の様々な資産に投資
  • 積立とは毎月一回、毎月同じ金額での投資信託(全世界株)の買い付け(ドルコスト平均法)

長期投資とは

私の中で長期投資とは、15年以上の投資期間のことを指します。長期投資をすることで以下のような利点があると考えています。

  • 利益が利益を生む「複利」の力が最大化され、資産が雪だるま式に増える
  • 短期的には暴落があっても、15年以上持ち続けることで元本割れのリスクが低くなる
  • 非課税制度(新NISAなど)を最大限に活かせる

短期的な価格の変動(値上がり・値下がり)に一喜一憂せず、「世界経済の成長」や「企業の成長」の恩恵をじっくりと受け取ることを目的としています。

分散投資とは

分散投資に関して、一般的に言われていることですが、以下の3つことを意識しています。

  1. 資産の分散: 株だけでなく、債券、不動産(REIT)、金(ゴールド)などを混ぜる
  2. 地域の分散: 日本だけでなく、米国、ヨーロッパ、インドなど、投資する国を分ける
  3. 時間の分散: 一度に全額買わず、毎月コツコツ積み立てる(ドル・コスト平均法)

利点としては次のようなことが考えられます。

  • 一つの株や国が暴落しても、他の投資先がカバーしてくれるため、大損するリスクを抑えることが出来る
  • バラバラな動きをする資産(株、債券、金(ゴールド)、不動産)を組み合わせることで値動きがマイルドになり、メンタルが安定する
  • 「どこの国」「何の資産」「どのタイミング」を予測して当てることはできませんが、幅広くカバーしておくことで、何かしらの恩恵を確実に取り込めます
  • 値動きが違う資産を持つことで、リスクを抑え、着実にリターンを積み上げることができ、運用の効率(シャープレシオ)が上がります

私はリスク許容度が高くありませんので、株価の大幅下落時に備え、株価大幅下落時でもメンタルが安定できることを目的としています。

積立投資とは

私の投資資産のメイン(全世界株式)は、毎月決まった金額を積み立てています。利点として以下のことがあげられます。

  • 決まった金額で買うため、価格が高い時は少なく、安い時は多くの量を自然に買うことが出来ます(ドル・コスト平均法)
  • 「買いなのか、売りなのか?」「底値なのか、高値なのか?」など、タイミングを読まなくても淡々と積立を継続するだけでよい
  • まとまった資金が無くても、少額(100円や1,000円)から積み立てることが出来る
  • 積立は自動で行われるので、強制的に先取貯金ができる

毎月、決まった金額を半ば強制的に必ず確実に投資することを目的にしています。

「自己ルール」を忠実に実行する

週明けの日本相場がどう動くかを当てることは、プロでも不可能です。しかし「自分のルールに従って動くこと」は誰にでもできます。

私の「株価が大幅に下落したときのルール」はシンプルです。

以下の3つの銘柄の基準価格(株価)を監視して「10%下落する毎に購入する」という自分自身のルールを決めています。

  • NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 (1489)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • iFreeレバレッジ NASDAQ100

月曜日、市場が開いた瞬間にパニック売りをするのではなく、条件に合致していれば淡々と注文を出します。

最後に

最近の市場の値動きが、かなり激しいので、その値動きに一喜一憂してしまいがちです。ですが、私はこのような時の為に平時から「長期・分散・積立」を強く意識して投資してきました。

  • 今日、明日株価が暴落しても今日、明日お金が必要なわけではないので、売る必要は全くありません。私が投資しているのは10年後、15年後の自分のためです
  • 様々な資産に分散して投資しているので、ポートフォリオ全体では値動きはマイルドになると信じています
  • 暴落時に毎月の積立を止めたり、積立額を減らしたりすると、せっかくのバーゲンセールで安く買えるチャンスを自ら放棄することになります

ここで紹介している投資の手法や銘柄などは私自身が実際に行っているものであり読者の皆様に推奨しているわけではありません。投資については自己責任でお願いします。紹介している数値なども細心の注意を払っていますが誤っている可能性がありますのでご自身でも確認することをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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